a farewell note by radiohots

2019年10月にYahoo!ブログから移行しました。

モニター環境~設置編~

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音楽制作に欠かせないのが、ミックス時に利用するモニター・スピーカー。
リスニング用のスピーカーと違い、どの帯域にもクセがなく、
バランスが保たれている。まさにモニタリング用のスピーカーである。

モニター・スピーカーを選択する上で、大事なのは、
自分の耳にどれが合うか。
数多くのメーカーから販売されているモニター・スピーカーの中で、
FOSTEX:NF-01Aを私が選んだのもまさに自分にピッタリだと感じたから。

最近になって思うのは、良い環境で設置されていないと、
モニター・スピーカーは威力を発揮しないということ。
ただ単に置くだけでは、共振を起こし、不要な帯域の音が増幅されてしまう。
一般には低音域が強調されてしまう。不快だ。

私は共振・防振対策として、写真のように下から
発泡スチロールのブロック、厚さ5mmのゴム板、1つのインシュレーターに対し厚さ1cmのゴム板、
そしてインシュレーター、
の順でスピーカーの下に設置している。
(ちなみにインシュレーターは、前1つ、後2つの3点支持)
ポイントとしては、

・スピーカーはなるべく設置面から離す
・共振しないように固いものを敷く

ということが挙げられる。
理想は、発泡スチロールではなく、園芸用のブロックが望ましいのだが、
デスクの棚板がその重さに耐えられないと思うので、致し方なく写真のようになっている。
しかし、これだけでもだいぶ違う。音による揺れが来ないのである。
フラットに出力音を聴くことができる。
思考錯誤の末、ようやく現状でのベストポイントを見出せた感じである。