a farewell note by radiohots

2019年10月にYahoo!ブログから移行しました。

『Mona Lisa OVERDRIVE』BUCK-TICK~限りなき進化~

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2003年発表の13th。
前作『極東 I LOVE YOU』の終曲「continue」は、
本作「ナカユビ」へと結実する。
前作との二部作という色合いがありながら、一方では相反する、
対極した形をとって本作は存在する。

全体に散りばめられた、ノイズや打ち込みは、もはや当然の如く
楽曲、そして、B-Tに溶け込んでいながら、全くもって自然である。
抑えきれないMONSTERを強烈な力により自らの中に封じ込めたことによって
生まれる新たなるグルーヴ。
本作は、それまでのB-Tの持っていた要素を一挙に凝縮したかのような
パワーに溢れている。
(シングル「残骸」は、「鼓動」以来実に8年ぶりにチャートを賑わせた。)

こののち訪れた各人のソロ活動も、驚異的パワーに溢れたB-Tを一度
リセットするための布石だったのではなかろうか(超私的意見)?

ともあれ、本作を聴けば、B-Tが如何なる進化を遂げてきたのだろうか、
というのがハッキリと見えてくる。
ポストBOOWY?ビジュアルの祖?そんな表現はもはや当て嵌まらない。
そして、彼らはこれからも進化を続ける…。

う~ん私のお気に入りは「ナカユビ」かな。
突き抜けた感じ。本作の持っているパワーの代表格筆頭。
かっこよすぎます。

Mona Lisa OVERDRIVEBUCK-TICK
01.ナカユビ
02.BUSTER
03.残骸-Shape2-
04.LIMBO
05.Mona Lisa
06.GIRL-Shape2-
07.Sid Vicious ON THE BEACH
08.BLACK CHERRY
09.原罪
10.MONSTER
11.愛ノ歌
12.Continuous

とりあえず、現時点までのフルアルバムレヴュー終了!
(『十三階は月光』は過去ログ参照)
最後の最後は締めようと思ったが、お酒が入って結局駄文…。
もう少し頑張ります、はい。