a farewell note by radiohots

2019年10月にYahoo!ブログから移行しました。

星と月と事実

もう何年も星を見ていない気がする。

星はおろか月さえも。

帰宅途中にふと夜空を見上げてみる。

見えない。

星も月も見えない。

夜でも明るい都心では、星、月をじっくり見ることは叶わないようだ。

ふと気付くと、「夜」という感覚は認識することが出来ている。

「朝」と「夜」、つまり「明」と「暗」という明確な括りの中で生活している自分がいることに気付く。

しかし、何かと忙しなく生きている私にとっては、ただ単に「明」と「暗」という区分けでしか片付けられなかった。

「夜」を感じること。

天文学に興味はないが、ここ最近は星と月に魅力を感じる。

じっくり見ることが出来ない星と月を愛おしく思う。

それでも光り続けている事実。

そしてその星のひとつに自分が生きているという事実。

そんな自分という人間があまりにもちっぽけに見える事実。

視野を広げてみて気付く事実。

こんな単純な事実を脳内で整理して物思いにふける。

そこから感じ取れるもの。答えは曖昧かもしれない。

でも、少しでもいいから、

「夜」を感じ取りたい。

ふと夜空を見上げてみる。

まだ星と月は見えない。。。