a farewell note by radiohots

2019年10月にYahoo!ブログから移行しました。

「ROMANCE」について

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 音楽に関しては、専ら「作る」・「聴く」というのが専門なので、評論等といった物書きは苦手な部類に入ります。しかし、自分にとって良い!と思ったことは、極力伝えていきたいと思っております。所謂ライターではないので、誰かの購買意欲をそそらせるなんて夢にも思いませんが、この駄文が何かしらの介助となればこれ幸い。

 というわけで手始めに何にしようかな、と考えてみたところ、私の敬愛するバンド、BUCK-TICKの最新シングル「Romance」についてチョコっと語りたいと思いまふ。

 BUCK-TICKというと、もうかなりのキャリアを持っているわけですが、ここ最近の認知度の低さに少し寂しい思いもしています。この辺は後々術すとして、本曲の率直な感想を。

 近年まで重視されていた、打ち込みによる装飾を極力排除して、良い意味でシンプルに纏まっている印象。取り囲む世界観は4thアルバム「悪の華」に近い仕上がりであるが、演奏力・表現力ともに数段増している(15年も経ってますし)。今、こういった楽曲を提供できた、というのは、昨年メンバー各々が行なったソロ活動、殊にボーカル櫻井敦司のソロ活動が活きている、と言える。櫻井がソロで培った世界観・表現力をBUCK-TICKに持ち込んだことにより、彼らはまた、未知の世界を創造することに成功した。勿論、櫻井だけの功績だけでなく、天才(奇才)今井寿による作曲でもあるし、他メンバーも彼らにしかできない表現を提供してくれている。彼らはこれからも進化を続けていくだろう。

 纏まってませんがこの辺で。あっさり書いたけどかなりの秀作です。アルバムが待ち遠しい…。