a farewell note by radiohots

2019年10月にYahoo!ブログから移行しました。

音場再考

昨日は友人のライヴを観に吉祥寺に出掛けました。
井の頭線経由なので、途中渋谷の楽器屋に出向きました。
目的は「モニタースピーカー」の試聴。
いくつか試して来たので私なりの雑感を纏めてみます。
ご参考になれば。

イメージ 1
私の現在の作業場です。

以前は、FOSTEX NF-01Aをメインに据えてましたが、
省スペース化のために会社の同僚に譲渡。
現在はサブとして使用していたSONY SMS-1Pをメインに据えています。

SMS-1Pは、モニタースピーカーとしての最低限の役割を満たしている
とは思いますが、如何せんひと世代前の機材のためか、
解像度に若干の不安を感じておりました。
ポイントを絞ったかたちの周波数帯域の検証には便利ですが、
全体的なバランスを見る上では、ちょっと難しいかと。

ということでNF-01Aよりも小ぶりで、SMS-1Pよりも性能の良い
ものを求めてました。
渋谷のPowerRecにていくつか試聴して来ましたので簡単なコメントを
付記します。

◇YAMAHA MSP3:
今回のお目当て。
サイズ的にも評判的にも良好なモデル。
コストパフォーマンス的にも高いと思います。

◇YAMAHA MSP5:
ついでに試聴。
音のキャラクター的には3と似ているのかな?
ただ出力はNS-01Aと同じなので、サイズ的な面も考慮して、
今回は見送りか?

◇TASCAM VL-A4
他の試聴モデルと比べて低音が出過ぎな印象。
但しその傾向を掴めていれば、楽しく作業が出来そうなガッツある音。

◇YAMAHA HS-50M:
サイズ的には見送りモデルですが一応試聴。
これはTASCAMと違い低音が出ていない印象。
(キックの出方が全然違いました。)
ただクチコミによると、それが所謂「フラットさ」という意味では
最も自然だと言うこと。
コレも音傾向次第で作業が出来ると言えますが、
サイズ面と、何より私があまり聴いていて楽しくなかったので見送り(笑)。
NS-10Mもあったので、それも試聴してみたかった、残念。

◇GENELEC 6010A
今回一番の収穫か?
1.7kgという過去最軽量のモデル。
初めにコレを鳴らしてみたとき、
「ホントにコレだけで鳴ってるの?」
という錯覚に陥りました。とにかくこのサイズでは驚きの解像度を誇ります。
一気に欲しいカンジになりましたが、
ちょっと価格がお高いのと、音の前後感を掴むのは難しいのかな、
ということで保留。

何かと有意義な時間でした。
今のところ、本命MSP3で対抗6010Aと言ったカンジでしょうか。
MP3での試聴だったので、次回はCD持参して行こうかな。。。

すいません、ほとんど参考にならないレヴューでした。

試聴曲リスト:
◇「ZERO」/天野月子
→イントロのピアノソロの解像度、
 全楽器が入ってくるところの密集感、
 サビをチェック。
◇「The Words」/電気グルーヴ
→キックの出方と音の定位感をチェック。
◇「Flashboy」/Cube Juice
→トゥーマッチ気味のキックをどんなカンジで鳴らすかチェック。
etc...