『memento mori』／BUCK-TICK

※すいません、もう昔みたいに気の利いたレヴューは書けません。。。

全曲捨て曲なし、
というのは断言出来る。
ここでは特に素晴らしいと感じたものを抜粋してみます。

Coyote

この曲だけマスタリング変えてるのでは？
と感じてしまう程、他曲と差別化が図られてると思われる壮大なナンバー。
しかしながら歌詞は重い。
改めて歌詞を読み返しながら繰り返し聴いてしまう。

Message

このアルバムに入っているということもあるが、
過去の星野ナンバーよりも完成度の高さを感じるナンバー。
沁みます。

Memento mori

表題曲だけど、頭文字は大文字の「M」
コレ要チェック。
サビだけ聴けば「沖縄」。
よりにもよって「～民謡」まで付けてしまうリスナーもいるみたいだけど、
このグルーヴが活かされる歌メロフレーズが、たまたま沖縄音階だった
ってくらいに感じたほうが無難。
彼らはただの沖縄民謡に仕上げるような幼稚なことはしません。

Lullaby -III

タイトルを見れば一目瞭然だが、
『十三階は月光』に向けた正当なアンサーソング。
基本的なリフは「Lullaby II」を踏襲している。
歌詞にも、
「今夜も流れ出すROMANCE」とストレートに『十三階は月光』を匂わすフレーズもある。
また、
「Mr.J」
にも思わずニヤリとさせられることだろう。

天使は誰だ

個人的に一番のお気に入り。
ドあたまの歌詞から『天使のリボルバー』を髣髴とさせるが、
「今井からジョン・レノンへのレクイエム」
と言ったほうが適当。

とりわけ中盤の濃厚さが際立ってる印象。
しかし前述の通り、捨て曲は一切なし。
コレ、２００９年を代表する１枚ですよ。

B-T初心者にもお勧めしたいです。