B-T21世紀初の本作は、次作と併せての二部作の最初を飾る作品。
（次作については後日紹介予定。）
近年続く打ち込みの要素もふんだんに盛り込まれてはいるが、
本作は、グラムロックあたりからの影響が色濃く出ているため、
彼らの生の演奏力を存分に楽しめる快作となっている。
取り巻くテーマは、『COSMOS』を更に押し進めたかの様な「愛」。
特にタイトルとリンクする「極東より愛を込めて」の疾走感溢れるドラマ。
壮絶な中に僅かに潜む悲哀。様々な要素が痛い程伝わってくる。
「愛を込めて歌う」櫻井の想いを、負けない愛で受け止めよ！
私のお気に入りは、上述の「極東より愛を込めて」。
さすがにシングルカットだけあって、クオリティは頗る高い。
が、アルバムの中の一曲、に留まっていれば、
その価値はもっと高まったかもしれない…。
余談だが、私のHN「極東」は本作に由来している、
ということは意外と知られていない。
『極東 I LOVE YOU』BUCK-TICK
01.疾風のブレードランナー
02.21st Cherry Boy
03.WARP DAY
04.謝肉祭-カーニバル-
05.TRIGGER
06.Long Distance Call
07.極東より愛を込めて
08.GHOST
09.Brilliant
10.王国 Kingdom come-moon rise-
11.Continue
