5月のゴールデンウィークを利用してちょっとした作業を行ったので、備忘録がてら掲載します。
仕様は20数年でだいぶ異なっており、現時点ではフロント、リア共にセイモア・ダンカン「SHPR-1」に換えております。
時は遡ること2018年。
ジャガーのネック裏塗装剥がしをしてしまったことに端を発します。
90年代頃のフェンダージャパン製のネックは、ポリウレタン塗装により、丈夫ではありますが、表面がツルツルで運指の際に引っ掛かる感覚が気になってました。
いろいろ調べてみて、他の手持ちのギターを触っていて、サテンフィニッシュのようなサラサラしているネックのほうが私には合っているなと感じました。
塗装を剥がしたネックは、サラサラになって非常に手に馴染む感じでしたが、剥がした分だけシェイプも細くなった感じ(というか細くなったのか)でした。
また、塗装がなくなったことにより、湿気から保護できなくなってきている感覚が出てきました。
一刻も早く対策を打たねば。
いろいろ調べてみたところ、オイルフィニッシュが良さそう。
オイルフィニッシュに使うオイルにもいろいろあるようですが、
XOTIC社のものが評判が良いようです。
Xotic Oil Gelは塗膜を作るタイプ。
- ギター用オイル・ジェル
- オイル自体が固まることにより、タッチアップ等にも使用可能
- ギターやその他楽器の木材部分の仕上げの際の光沢を出すことができます。
- 光沢だけでなく、湿気やアルコール性の汚れから大切な楽器を保護します。
湿気への対策にもなる。。。使わない手はないな。そう思っていた2018年。
そして3年後。。。(笑)
意を決して、ゴールデンウィークを使ってやってみました。
オイル自体は2年前くらいから買ってました。。。(笑)
塗りには、古い肌着を使用しました。(※写真なくてすいません。)
↑塗る前の状態。
1回目の塗り込みでも幾分艶が出てる感じがします。
1回につき4時間の乾燥を行い、サンドペーパー(#600)でヤスリがけ
最終的に9回ほど塗り込みました(笑)。
最終仕上げで#1000のサンドペーパーで磨きました。
最初の頃はいい感じに艶が出ていると思ったのですが、弾き込んでいるうちに艶がなくなってきたので、スチールウール(#0000)を購入して改めて磨いてみました。
ご覧のような艶がくっきりと出てきました!
従来の塗装を剥がしたときのサラサラ感はキープしつつ、(おそらく)塗膜も出来ているので保護としても良さそうですね。
肝心の音ですが、明らかに変わったと思います。
SHPR-1の出音も含め、動画にまとめてみました。
(※スチールウールがけ前の録音です。)
Fender Japan Jaguar紹介動画
オイルフィニッシュのような塗装関連の作業はホントに初めてで、先人の方々の情報から見様見真似でやってみました。雑な仕上がりかもしれませんが、個人的にはひとまず満足しております。