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「Alice in Wonder Underground」

『天使のリボルバー』からの先行シングル第２弾は、
見事なまでに初期のポップ性を引き継いだ良作だ。

イントロのティンパニの音から、『十三階は月光』からの延長、という要素も盛り込んでいる。
この辺の演出はさすがの一言。

注目すべきは作詞の面。
実はメジャーデビュー以来、今井寿単独でのシングルの作詞は初なのだ。
コレって実は結構重要で、今まで櫻井がイニシアティブを掌握していた
シングル作詞の牙城を崩した、という点で軽く事件なのである。（２０年も崩れなかったのに）

ともあれ、常に進化を続けるB-Tにとっては、それほど騒ぐことでもないのかな。
毎回驚かされることばかりなので、ね（笑）。

ということで、シングル２点を聴いてみて、なんとなくアルバムの姿が見えてきた。
非常に楽しみである。

「Tight rope」

原曲が既に完成しつくされた作品だったので、どういうアプローチかが非常に気になった。

なるほど

納得はできた。

メロディラインに手を出すのは非常にリスキーだと思ったのだが、
アレンジ面（U2っぽい？）でのカバーが功を奏して、自然な仕上がりになっている。

セルフカバーシリーズも順調なようなので、来年あたりにはアレの第２弾
が発表されることを期待している。ワクワク。