a farewell note by radiohots

2019年10月にYahoo!ブログから移行しました。

『SEXY STREAM LINER』BUCK-TICK~揺れて新機軸~

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1997年発表の10th。
長年籍を置いたビクターから、マーキュリーに移籍後初の作品。
(といってもマーキュリーからのオリジナルアルバムは本作のみだが。)

ノイズをやや控え目に抑え(それでもかなりあるが)、
積極的なデジタルとの接近が見て取れる。
今でこそ当たり前のように溢れ返っているデジタルやらテクノやらの類を
割と早い段階で取り入れているあたりに、B-Tが更なる高みを臨んでいることが
伺える。ということで、今聴いても全くもって古臭さを感じさせない好盤といえよう。

「キャンディとチョコを…」など、過去の作品を連想させる今井の遊び心満載の歌詞
もさることながら、歌詞を文学の域にまで押し上げたといえる櫻井(そりゃ詩集も出るわ…)
の詩にも目を見張りたい。

ちなみに私のお気に入りは、「MY FUCKIN' VALENTINE」。
櫻井、今井コンビの絶妙な掛け合いが、見事なまでに炸裂する作品。
(よくわかんね~なw)

『SEXY STREAM LINER』BUCK-TICK
01.タナトス
02.SEXY STREAM LINER
03.ヒロイン-angel dust mix-
04.無知の涙
05.リザードスキンの少女
06.螺旋 虫
07.蝶蝶
08.囁き
09.迦陵頻伽 Kalavinka
10.MY FUCKIN' VALENTINE
11.Schiz・o幻想
12.キミガシン..ダラ