a farewell note by radiohots

2019年10月にYahoo!ブログから移行しました。

『Rescue / Rydeen 79/07 』/HASYMO

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そしてYMOYellow Magic Orchestraは言わずもがな、
上記3人によるグループ名だ。

今回、HAS+YMOHASYMO(ハシモ)名義で新たな作品がドロップされた。


今年は何かとメモリアルなトピックスが多いが(B-Tデビュー20周年etc.)、
中でもこのHASYMO関連の動きはとてつもなく大きい。
散開、再始動、停止を繰り返しながら三者三様に独自の世界観を展開しながら
駆け抜けていった数十年。
HASでの活動が、YMO再結成を匂わせていた中、先日のHASのLIVEでは、
括りを取り払うかのようにYMOの楽曲を演奏していった。
もはやそこに垣根などなくなったわけだ。
(教授もインタヴューで「HASと書いてYMOと読んでね」って言ってたし)
そのLIVEを契機にかは分からないが、今回のHASYMO名義でのドロップは、
個人的には軽く事件なのである。


1曲目は純粋なHASYMO名義の楽曲:「Rescue」。とりわけHASでの活動が活きた秀作となっている。

そして2曲目は、
某ビールのCMで話題をさらったRydeen 79/07」
こちらはYMO名義としての作品だ。
原曲の疾走感とは打って変わって、まさに今だからこそ奏でられる大人のアレンジが際立つ。
先行してダウンロード販売が行われていたが、やはりCDで聴いたほうが音に澱みがない。
いきなり音質を劣化させた音源を聴くよりも格別だ。
未聴のかたは、是非CDの購入をオススメしたい。



既にYMO始動から20年以上が経過している。
紆余曲折を経て(良い意味で)力の抜けた感覚で音楽を提供してくれる御三方のバイタリティ
には、大変敬服する。
また、そんな彼らの「音楽」を、今このタイミングで楽しむことが出来る我々は、
実は物凄く幸運なのではないだろうか?