#音楽レビュー
歌手:栗山千明を知るならコレ。 なーんて言いつつ実は、 「深海」という曲目当てのみ。 (作詞:櫻井敦司 作曲:星野英彦 シンセ:Cube Juice) と、思ってたんだけど、 なかなかどうして他の楽曲も結構良いの揃ってます。 楽曲提供者がそれぞれ違うんだけ…
初めてダウンロード販売なるものに手を出してしまった。。。 過去に無料でダウンロードできるものについては実践していたものの、 その劣悪な音質にほとほと嫌気が差して、極力、というか絶対CDじゃないとダメな身体になっていたのに。。。 今回に関しては大…
女性シンガーソングライター:小山絵里奈 透き通るような歌声と独特の唄い回しが特徴的なアーティストである。 彼女の魅力と言うと、一言で簡単に言ってしまえば、 「安らぎ」 というところに行き着くかもしれないが、 それだけではなんとも薄いレコメンドに…
なんかスゴイケースで来ちゃったんですけど・・・(笑) 音はホンモノです。 デモテープの比じゃありません。 Liveでの光景が思い起こされました。 こういう「刺激」も必要なのだ。 音楽は実にさまざま。 到達点はなく、永遠に進化して行くものなのだろう。 …
Sketch Show(細野晴臣と高橋幸宏のユニット)+坂本龍一 =HAS(Human Audio Sponge) そしてYMO(Yellow Magic Orchestra)は言わずもがな、 上記3人によるグループ名だ。 今回、HAS+YMO=HASYMO(ハシモ)名義で新たな作品がドロップされた。 今年は何…
ドイツ出身の2人組、デジタリズム。 クラブ・シーンを揺り動かすのは当然ながら、 パンク、ニュー・ウェーヴ、ひいてはロックの世界をも激震させる、 そんなワクワク・ドキドキ感と衝撃を我々に提供してくれる。 もはやひとつの音楽ジャンルじゃ括れない魅…
やっと、逢えたね。 空白の(聴けなかった)4年間を十分に埋めさせてもらうよ。 そろそろ再始動だというのに、ね。 グニュウとか、あっちゃんのライヴでしか知り得ないから、 もう少し勉強するよ。 この「安らぎ」の音源で。 ありがとう、ジェイク。 そして…
奇跡のコラボレーション この形容は決して間違ってはいない。 日常を鑑みれば交わることのない3人が、秘めたる部分で共有する志をもって集結した。 Kelli Ali、Cube Juice、そして星野英彦。 そこには、迷いも澱みもない、時代を切り開く音世界が展開されて…
『VAGUE ANSWERS』 2007年1月発表の3rdアルバム。 約3年という強烈に長いスパンで放たれた。 しかしその3年で、CJは他アーティストの楽曲のリミックス・映像作品への楽曲提供など 新たな試みを実践していた。 その結果がこの作品に大いに反映されてい…
写真左から、 『In The Eye Of A Wili-Wili』 『III』 『VAGUE ANSWERS』 すべてCUBE JUICE 敵を知るにはまず味方から・・・。 という表現はここでは相応しくはないが。。。 BUCK-TICK:星野英彦率いる「dropz」のアルバム『SWEET OBLIVION』リリースまで あ…
昨年12月はBUCK-TICK日本武道館公演に向けて入念なる予習を試みていたが、 密かにヘビーローテーションとなっていたのが、この『NIWLUN』である。 Guniw Tools(グニュウ・ツール)は北海道出身の3人、 古川とも(ボーカル)、あさき(ギター)、そしてジ…
恐らく初の試み。 リリース前の「recommend」 BUCK-TICK:星野英彦のソロワーク「dropz」にトラックメーカーとして参加している CUBE JUICE そんな彼の約3年振りのオリジナルアルバム『VAGUE ANSWERS』が 2007.01.24にリリースされる。 試聴での範囲でしか…
左:『デラックスカタログ』 右:『5 -five-』 女性シンガーソングライター:天野月子 デビュー5周年という記念の年である今年、 5年の歴史をコンパイルしたベストアルバムと、 5周年で企画されたシングル群のPV集がリリースされた。 『デラックスカタロ…
RAZZ MA TAZZ 最終作にして最高傑作 RAZZ MA TAZZは90年代を代表とする日本のロックバンドである。 とりわけ「バンドアンサンブル」というキーワードを用いれば、 国内でも随一のクオリティを誇る。 本作はRAZZ MA TAZZとしては、最後のオリジナルアルバムで…
やったぜマリちゃん! あなたの魅力全快だよ! 以前、2nd『編む女』を紹介したが、 そちらは彼女の真のボーカリストとしての姿を投影した仕上がり。 一方、このソロ1stの本作は、 モダチョキ節からしっとり系、 子供から大人まで楽しめる好盤に仕上がってい…
「TIGER FAKE FUR」 はて、新しいバンドが登場かな? と思われる方もいつだろう。 実はコレ、あの(!)川本真琴の別名義でのユニット名なのだ。 御存知ない方のために補足しておくと、 彼女は2006年1月に自身のホームページにて「川本真琴」としての音楽活…
トム・ヨークという男にはいつも驚かされる。 本音源を聴いた時にまず真っ先に浮かんだ感想である。 既に世界的な地位を築いたとも言えるRadioheadのフロントマンにして、 バンドのコンポーズ面でも実権を握っていたトムの 初となるソロアルバムが『The Eras…
ここ最近、最も衝撃を受けたバンド:バトルス とにかく一言では表現できないようなパワーで溢れています。 ジャズやらプログレやら、もちろんロックやら、 いろんなキーワードで括れそうで括れない・・・。 特徴的なのは、本作が過去盤3作を2枚組として「W…
ブンブンサテライツ CDショップに行くと洋楽コーナーに置いてあったりするなど、 邦楽アーティストとしては極めて異質な存在として君臨している。 各所から「最高傑作」という評判を耳にするが 果たして本当だろうか? 自分なりに分析してご機嫌を伺おうかと…
自分の所有音源を集計の結果、 記念すべき洋楽300作品目となった本作。 (恐らく誤差あり・・・) ここ最近の私に多大なる影響を与えてくれた逸品。 エリオット・スミス 音楽ジャンル的にはBECKなどと共に「オルタナティブ・ロック」の代表格とされている…
時代を担うシンガー・ソング・ライター:天野月子 楽曲中に時折見せる「負のオーラ」に釘付けだ。 彼女の代表作といえば、メジャーデビューシングル「菩提樹」であり、 評価の高い楽曲である、というのが所謂定説のように唱えられている。 それは決して間違…
以前にも紹介したYMOの『BGM』。 今でも好んで聴いているが、 このアルバムの成り立ちがなかなか斬新だと思ったので、 改めて紹介したい。 そもそもこの作品、 ファンを離れさせる目的で制作されたらしい。 当時「RYDEEN」、「TECHNOPOLIS」などでその人気を…
ソフトバレエ史上最大の問題作。 それまでの作品で見せていたポップな要素は一切無い、 と言ってもおかしくないくらい 深く、暗い、閉ざされた世界観を展開している。 とは言え、前作『愛と平和』とはベクトルの違いはあれど、 同質の解き放たれたオーラを感…
ある日私が誰かに 「マッド・カプセル・マーケッツっていいよね!何から聴けば良いのかな?」 という問いを受けたならば、 おそらく『4 PLUGS』を薦めると思う。 何故ならば、コレを境に二分される要素を無駄なく補完出来ているから。 ここで言う「二分」は…
濱田マリを語るとき、 モダンチョキチョキズの「あ、た、ま、がジャングルグルグル・・・」 のフレーズを思い出す人が多いだろう。 また、それは幸か不幸か彼女の歌手としてのイメージとして定着することとなる。 そんなイメージを根底から覆すことになるの…
ようやく届いたので、早速聴いてみた。 前作『THE COUNTER』から短いインターバルで放たれた本作。 とはいえ、前作ともまた違う音楽性が展開されている。 参加ミュージシャンのクレジットを未表記にし、 匿名性を高めたことにより、よりリスナーの想像力を増…
日本が誇る低音の魔術師 :遠藤遼一 唯一無二の鍵盤上のダンサー:森岡賢 破壊の美学提唱者 :藤井麻輝 この三人をして、人は「SOFT BALLET」と呼ぶ。 恒常的に交わることの無い三つの巨星。 数少ない交わりの地点に生まれたのが、 7年振り、2002年発表の『…