a farewell note by radiohots

2019年10月にYahoo!ブログから移行しました。

『確かな光』 高野寛

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 発売から1年経過しましたが、未だに愛聴しております。

 日本が誇るシンガーソングライター高野寛が放つ5年振り通算10枚目のアルバム。前作『tide』の延長線上に位置する作風であるが、5年もの年月を経ているだけあって、周りを取り囲む仲間との調和、説得力のある表現、など最上級の雰囲気を醸し出している「優しい」作品。

 この5年という歳月の背景には、彼が多数のプロデュース活動や参加バンド「ナタリー・ワイズ」での活動をメインに行なってきたため。だから私にとってこの5年の間でも、常に何かしらの形で彼の「音」は聴いていたので、『確かな光』が5年振りというのも何か不思議な感じがした訳で。

 とはいっても、やはりソロアーティスト高野寛の真骨頂はこの場所なのだろう。本人曰く「出来上がった瞬間に涙した」というM1、ライブでの大合唱の絵を思い描けるM6、ドノヴァンのカヴァーであるM7、中でもM8は一人で宅録の末に作り上げた大作(宅録のお手本にしたいくらい)。宮沢和史がコーラス参加しているらしいが、聴き取れない…。分かる方ご一報を(苦笑)。

 すべてを優しく包んでくれるような『確かな光』。是非御一聴を。

1. 確かな光
2. 1.2.3.4.5.6.7 days
3. Ripe of Green
4. 忘却
5. 歓びの歌(サン・セバスチャンの思い出)
6. hibiki
7. Sunshine Superman
8. 声は言葉にならない
9. Sunburst
10. Beautiful
11. 美しい星