RAZZ MA TAZZ 最終作にして最高傑作
本作はRAZZ MA TAZZとしては、最後のオリジナルアルバムである。
つまり、本作をリリース後、バンドは解散している。
バンド解散の要因というのは、バンドによってもそれぞれであるが、
彼らの場合、
つまり、本作をリリース後、バンドは解散している。
バンド解散の要因というのは、バンドによってもそれぞれであるが、
彼らの場合、
「これ以上良いアルバムは作れない。」
というのが要因のひとつのようだ。
これは、半ば「逃げ」のように感じるが、そうではないと私は思う。
クオリティを追い求めた結果、到達した最高地点がたまたま早かっただけのこと。
そういった想いの中で産まれた作品なのだから、「最高傑作」と自負できる、
「これ以上は望めない、望む必要はない」
という結論に達するのも素直に頷ける。
これは、半ば「逃げ」のように感じるが、そうではないと私は思う。
クオリティを追い求めた結果、到達した最高地点がたまたま早かっただけのこと。
そういった想いの中で産まれた作品なのだから、「最高傑作」と自負できる、
「これ以上は望めない、望む必要はない」
という結論に達するのも素直に頷ける。
彼らを語る上では、前述の「バンドアンサンブル」というキーワードを強く推したい。
バンド形態は、
何より特徴的なのは、
「ギター×2」が、
エレクトリック・ギターとアコースティック・ギター
という明確な役割分担のもと成り立っているということ。
基本的に「ロック」というカテゴリーに当て嵌めれば、
エレキ・ギター2本で音の「厚み」を付けたほうがリスナーへの印象も強いはず。
しかし、彼らは敢えてそういった利点を避け、「バンドアンサンブル」に拘った。
そして本作はその「バンドアンサンブル」の真骨頂をまざまざと見せ付ける良作だ。
バンド形態は、
ボーカル(兼ギター) ギター×2 ベース ドラムという典型的な5ピースの編成ではあるが、
何より特徴的なのは、
「ギター×2」が、
エレクトリック・ギターとアコースティック・ギター
という明確な役割分担のもと成り立っているということ。
基本的に「ロック」というカテゴリーに当て嵌めれば、
エレキ・ギター2本で音の「厚み」を付けたほうがリスナーへの印象も強いはず。
しかし、彼らは敢えてそういった利点を避け、「バンドアンサンブル」に拘った。
そして本作はその「バンドアンサンブル」の真骨頂をまざまざと見せ付ける良作だ。
とはいえ、私の耳に最初に飛び込んで来たのは、
「洗練されたドラムの空気感」
だった。自分自身相当意外だったのだが、聴いているうちにその空気感が、
「バンド全体を包み込むグルーヴ」
へと変貌していった。
本作が「最高傑作」と言われる所以はまさにここではないだろうか?
過去作品を聴いてみても、「バンドアンサンブル」の秀逸さは感じられた。
しかし本作に於いては、過去を凌駕する比類なきものを感じる。
本作はアンサンブルというなかでも、音階を持たないパーカッシヴな「ドラム」に
少し手を加えただけで、完全無欠の「バンドアンサンブル」を得ることが出来たのだ。
単純かもしれないが、迂闊に手を出せない。
試行錯誤の上で得ることが出来た、「究極のアンサンブル」。
もはや「最高傑作」という形容は決して言い過ぎではないだろう。
しかしながら、楽曲自体のクオリティも頗る高く、
メイン・コンポーザーである三木拓次(エレクトリック・ギター担当)
の紡ぎ出す極上のメロディラインは、誰もが心と耳を奪われるのではないだろうか?
「洗練されたドラムの空気感」
だった。自分自身相当意外だったのだが、聴いているうちにその空気感が、
「バンド全体を包み込むグルーヴ」
へと変貌していった。
本作が「最高傑作」と言われる所以はまさにここではないだろうか?
過去作品を聴いてみても、「バンドアンサンブル」の秀逸さは感じられた。
しかし本作に於いては、過去を凌駕する比類なきものを感じる。
本作はアンサンブルというなかでも、音階を持たないパーカッシヴな「ドラム」に
少し手を加えただけで、完全無欠の「バンドアンサンブル」を得ることが出来たのだ。
単純かもしれないが、迂闊に手を出せない。
試行錯誤の上で得ることが出来た、「究極のアンサンブル」。
もはや「最高傑作」という形容は決して言い過ぎではないだろう。
しかしながら、楽曲自体のクオリティも頗る高く、
メイン・コンポーザーである三木拓次(エレクトリック・ギター担当)
の紡ぎ出す極上のメロディラインは、誰もが心と耳を奪われるのではないだろうか?
そんな本作を最後に残念ながらバンドは解散してしまう。
再結成も望まれたが、
2002年の三木拓次の急逝により、オリジナルメンバーでの再結成は叶わなくなってしまった。
RAZZ MA TAZZは伝説となりつつある。
三木の意思を継ぐかのように、阿久(ボーカル)&横山(アコースティック・ギター)による
「razz.」というユニットが2005年から活動を開始。
残った彼らが21世紀にどういったサウンドを提供してくれるのか?
随時耳を傾けていきたい。
再結成も望まれたが、
2002年の三木拓次の急逝により、オリジナルメンバーでの再結成は叶わなくなってしまった。
RAZZ MA TAZZは伝説となりつつある。
三木の意思を継ぐかのように、阿久(ボーカル)&横山(アコースティック・ギター)による
「razz.」というユニットが2005年から活動を開始。
残った彼らが21世紀にどういったサウンドを提供してくれるのか?
随時耳を傾けていきたい。
『Sanctuary』/RAZZ MA TAZZ
01:Network Paradise
02:Stay
03:Somewhere
04:アマイワナ
05:MERMAID
06:インテリア
07:孤独なCowboy
08:冬の自画像
09:Room
10:MESSAGE
11:Sanctuary
01:Network Paradise
02:Stay
03:Somewhere
04:アマイワナ
05:MERMAID
06:インテリア
07:孤独なCowboy
08:冬の自画像
09:Room
10:MESSAGE
11:Sanctuary
弟!読んだか!?買えよ!!